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白痴の少女は白髪の老人をナイフで襲った。
老人は赤い鮮血を下腹部から垂れ流し倒れてしまった。
それを見た少女は顔を赤らめて走っていった。
しばらくして、少女は目白で自白することにした。
無論、少女の衣装は白衣である。
一刻ほどであろうか。
わずかな空白の後、少女は告白した。
否、独白したという方が正しいだろう。
「あたしの家の漂白剤から、白梅の香りがしたの」
そのあまりにも明々白々な言葉に、警官は顔面蒼白するしかなかった。